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お詫びと言い訳

ここ何ヶ月も更新が滞ってます。
もちろん本は大量に読んでいるのですが、どうも書く気が起きない…
これには理由があって、実は最近月刊バンドジャーナル(音楽之友社)という雑誌に頻繁に記事を執筆させて頂いているのです。
音楽業界ではメジャーな雑誌なのでかなり気を遣って書いていますし、書き終わると全精力を使い果たしかのように虚脱感がすごいのです。
そんなに大した文章じゃないじゃないかと言われたらそれまでなのですが、個人的にはかなり気を張って書いてるのです…。

そんなわけで、また余裕が出てくればここにも書くと思いますので、気長にお待ちくださいね!
# by fukushimadesu | 2009-07-13 20:42

国家の謀略/佐藤 優 (小学館)

佐藤優は、「SAPIO」(小学館:右翼的)から「世界」(岩波書店:左翼的)まで同時に連載を持つことで知られているが、これはそのSAPIOの連載をまとめたもの。
各国のスパイ組織の違いがわかっておもしろい。
イギリス(007!)はレベル高くて、アメリカは機械に頼りすぎでダメとか。
アメリカは諜報網や謀略に頼らずとも、自力(武力で?)で世界を変えることが可能なので、いつまでたっても良いスパイが育たないとのこと。なるほど…。

それで、東京は各国スパイの天国らしいです。
さもありなん(苦笑)。
# by fukushimadesu | 2009-05-18 14:41

歴史のかげにグルメあり/黒岩比佐子 (文春新書)

江戸から明治にかけての、主に開国期における西洋料理導入に関するエピソードなどをまとめた新書。
歴史嫌いの私でも楽しく読めた。
# by fukushimadesu | 2009-05-18 14:34

がっかり力/本田 透 (アフタヌーン新書)

「電波男」で勇名を馳せた本田透による脱力系の新書。
「カリカリ」するな。
努力だけしてあとはいつも「がっかり」してろ。
って本。

なるほど。
これはもう読むまでも無く実践してるよな(苦笑)って気もする。

実は非常におもしろくタメになったのに、ここに感想を挙げていない本というのがあり、それは本田透の「喪男の哲学史」という本だ。
喪男は(モダン)と読ませる。
これは哲学と宗教の読み替えとしては画期的な本で、もしかしたら英語に訳せば世界的な話題になるんじゃないかと思うほどの内容なのだ。
というわけで、書き出すと止まらなくなりそうなのでまだここには書いていないが、またいつかもう一度読んでから書こうと思っている。乞うご期待。

みなさんも「喪男の哲学史」
ぜひ読んでみてください。
# by fukushimadesu | 2009-04-22 12:12

小林・益川理論の証明/立花隆 (朝日新聞出版)

立花隆は「次に日本でノーベル賞を獲るのは小林・益川教授だ!」と確信して、科学雑誌「サイアス」(昔の「科学朝日」)に、両教授の理論についての連載を始める。
実にそれは2000年のこと。
結局雑誌自体が廃刊になってしまって連載は中途で半端に終わってしまうのだが(それへの愚痴が延々と本文に載っていておもしろい…)、立花隆の予言はようやっと昨年的中して両教授にはノーベル賞が授与された。
立花隆が本文で書いているが、論文引用数世界2位のこの理論がノーベル賞を受賞するのは自明の理であって、あとはいつ受賞するのかだけが問題だったとのこと(受賞がかなり遅れた理由は、益川さんが外国の学会に招待されても頑として行かなかったり、まったく自分の理論の自己宣伝をしなかったためだそうだ)。

というわけでその「CP対称性の破れ」理論を実証するために開発された「Bファクトリー」なる巨大観測機の説明・解説が延々と続く。
情けないが正直、一行も意味がわからない。
立花隆は日本人の物理レベルの低下を嘆くが、そういう問題じゃないだろ!
難しすぎるっちゅうねん!!
(読むだけは最後まで読んだけど)
# by fukushimadesu | 2009-04-21 23:32